月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年11月19日(木)

ゼカリヤ5章 巻物が飛んで

  

御使いがわたしに、「何を見ているのか」と尋ねたので、わたしは答えた。「巻物が飛んでいるのが見えます。その長さは20アンマ、幅は10アンマです。」(ゼカリヤ5:2)

 主はここで信仰の民を慰めるために、ある幻を示されます。それは「巻物が飛んで」いく幻です。

 この巻物とは何を象徴しているのでしょう。それは言うまでもなく神の律法であり、今日の麗しい神の御言葉です。この麗しい神の御言葉は、いったいどこに向かおうとしているのでしょう。ゼカリヤが見ていると、この長さ十メートルにも及ぶ膨大な神の御言葉は、ゆっくりと上下にたなびきながら、「全地」を進み、ついに、ある家に入られ、ある家に宿られたといわれています(3、4節)。

 いったいこの巻物が宿られた家とは、誰の家でしょう。それは貧しく罪深いイスラエルの家であり、力なく命ないイスラエルの家でした。

 この巻物は、この時、貧しく罪深い彼らの家に宿り、貧しく罪深い彼らを慰め、励ましてくださったのです。

 今日、この巻物はいったいどこにあるのでしょう。この巻物は私たちの家に宿っておられます。そして今も私たちを慰め、励まし続けておられるのです。

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