月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年11月 9日(月)

黙示録3章 愛する者を鍛えるお方

  

「あなたは、『わたしは金持ちだ。満ち足りている。何一つ必要な物はない』と言っているが、自分が惨めな者、哀れな者、貧しい者、目の見えない者、裸の者であることが分かっていない。そこで、あなたに勧める。裕福になるように、火で精錬された金をわたしから買うがよい。」(黙示録3:17-18)

 3章に記されているラオディキアの教会への手紙には、教会をほめる言葉がありません。それはラオディキアの教会の霊的状態が非常に悪化していることを意味します。

 何がそれほどまでに教会の霊的状態を悪化させたのでしょうか。「あなたは、『わたしは金持ちだ。満ち足りている。何一つ必要な物はない』と言っている」と指摘されています。すなわち、この教会は、経済的に豊かであることに満足し、「富」という偶像に心を奪われていたのです。彼らは、自分たちの内実が罪深く、貧しい状態であることに気づいていません。それゆえ、主イエスは彼らに、「裕福になるように、火で精錬された金をわたしから買うがよい」と語られます。

 主イエスは、教会が悔い改め、キリストへの真実な信仰を身に着けるよう願っておられます。主は、「愛する者を皆、叱ったり、鍛えたりする」お方です(19節)。私たちも、この主イエスの鍛錬と愛を真剣に受け止めることが必要です。主イエスにならって弱い者、貧しい者に仕えつつ、日々、悔い改めの恵みの中を歩みましょう。

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