月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年10月18日(日)

マタイ22章1-14節 神と共にあずかる永遠の喜び

  

「天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。」(マタイ22:2-3)

 このたとえ話に出てくる「王」は神、そして「王の息子」は、主イエスご自身のことを指しています。主は、「神の救いへの招き」を婚礼式の祝宴にたとえて、その喜びについて語っておられるのです。

 当時のユダヤ人の婚礼は、王や貴族でなくてもたいへん豪勢なものであったようです。親戚や友人はもちろん、村中からたくさんの人を招いて、一週間近く祝宴が行われるのが一般的だったそうです。そうだとすると、王が主催する、息子のための祝宴とはどれほど豪華で盛大なものだったでしょう。そこは、皆が憧れるところで、そこに招かれることは最高の光栄のはずです。王と息子はもちろん、祝宴に参加した人びとの喜びの歌と笑い声に満ち溢れているでしょう。

 天の国は、そのような、私たちの想像できる中で最も喜ばしい祝宴のような所です。神と私たちが共にあずかる永遠の喜びです。

 神は、その天の国に人びとを招いてくださっているのです。「食事の用意が整いました」、「すっかり用意ができています」(4節)と、今も、その喜びの祝宴に私たちを招いてくださっているのです。

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