月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年9月25日(金)

アモス3章 わたしがお前を選んだ

  

イスラエルの人々よ
主がお前たちに告げられた言葉を聞け。
―わたしがエジプトの地から導き上った全部族に対して―
地上の全部族の中からわたしが選んだのは
お前たちだけだ。
それゆえ、わたしはお前たちを
すべての罪のゆえに罰する。(アモス3:1-2)

 「地上の全部族の中からわたしが選んだのはお前たちだけだ」と、主なる神はイスラエルに対しておっしゃいます。これも、何度も繰り返される表現です。

 「あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。主は地の面にいるすべての民の中からあなたを選び、御自分の宝の民とされた」(申7章6節)。

 主なる神が選び、御自身のものとされたのだから、「あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である」(レビ19章1節)。

 神がイスラエルを選ばれたのは、ただただ、神がイスラエルを愛されたからです。愛された者には責任も伴います。愛され、神の民として聖なる民として取り分けられたからです。

 神は愛のゆえに選び、イスラエルを御自分のものとされました。それゆえに、道から逸れれば罰します。けれども、それは罰するための罰ではありません。あるべき道へ戻すための愛の警告です。

 そのような主なる神の、イスラエルを御自身との愛の応答関係に連れ戻したい熱意が、アモスを突き動かします。「主なる神が語られる。誰が預言せずにいられようか」(8節)と。

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