月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年9月22日(火)

2ペトロ3章 神の忍耐の時

  

ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。(2ペトロ3:9)

 世の終わりの時はいつ来るのでしょうか。「遅い」とは、「義の宿る新しい天と地とを、神の約束に従って待ち望んで」いればこそ(13節)、「遅い」と言いたくなるのです。

 しかし、「終わりの時には、欲望の赴くままに生活してあざける者たちが現れ」と言われます。「主が来るという約束は、いったいどうなったのだ」(3、4節)、約束は空手形だったのではないか、と。この言葉は、「遅い」と言う人の中に芽生えた疑いの心でもあります。信じているからこそ、疑いの心も起こります。

 そのような、信仰に立つか倒れるかというところにある人びとに、ペトロは語ります。「主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです」。

 今の時は、信仰に立つか倒れるかというところにある「あなたがた」のために神が「忍耐」して、待ってくださっている時なのです。信仰が揺らぎやすい「あなたがた」を、神は救いたいのです。「聖なる信心深い生活」(11節)をもって、主を待ち望みましょう。

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