月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年8月21日(金)

エレミヤ36章 主の言葉を読み聞かせる

  

「巻物を取り、わたしがヨシヤの時代から今日に至るまで、イスラエルとユダ、および諸国について、あなたに語ってきた言葉を残らず書き記しなさい。」
エレミヤはネリヤの子バルクを呼び寄せた。バルクはエレミヤの口述に従って、主が語られた言葉をすべて巻物に書き記した。(エレミヤ36:2,4)

 私たちは今日、神の御言葉を聖書としていただいています。聖書を自ら読み、また読み聞かせることができます。この章でも、巻物にあるエレミヤの言葉を読み聞かせることが繰り返し語られています。

 けれども、そこに危機が迫っていました。神を恐れない王によって、巻物は読み上げられても切り裂かれ、燃やされてしまいました(23節)。それだけでなく、この言葉を語ったエレミヤを捕えようとします。まさに御言葉の危機です。

 しかし、そこに主が立ち上がられました。御言葉に耳を傾けず、御言葉を冒涜する者に対する厳しい裁きが預言されます。なぜならば、御言葉を否定することは、神ご自身を否定することだからです。

 聖書は超自然的に、魔法のように天から降ってきたのではありません。ここに記されているように、預言者に委ねられ、書記によって筆記され、危険な中を通りつつも、今に至るまで届けられました。書かれた目的どおり、神の御言葉が読まれ、聞かれることによって、生ける主の命の言葉が届けられるのです。

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