月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年8月 5日(水)

ヨエル4章 さあ、ゆこう、私たちの戦いの日々を

  

主はシオンからほえたけり
エルサレムから声をとどろかされる。
天も地も震える。
しかし、主はその民の避け所
イスラエルの人々の砦である。
あなたたちは知るようになる。
わたしがあなたたちの神なる主であり
わが聖なる山シオンに住む者であることを。(ヨエル4:16-17)

 ヨエルは主の日に向かいゆく歩みに「戦いを布告せよ」という神の声を聞きました(9節)。私たちの礼拝から礼拝へと至る日々は、決して平坦なものではありません。

 それは戦いの日々です。神を讃えるよりは罵る言葉が溢れています。人を愛するよりは貶める視線が満ちています。柔らかい魂を傷つけ殺める巨大な力に神の民はいつも取り囲まれています。頽れてしまう一日もあるでしょう。逆に、強くあるため、身を守るために発した自身の声に、隣人への醜い敵意を聞き取る一日もあるでしょう。私たちはその身に幾重もの傷を受けながら、しかし、それ以上の傷を隣人に負わせながら、戦いの日々を過ごしています。神に赦しを請い、次の日には同じことを繰り返し、また悔い、時に挫ける日々を。そうした日々のなかで、神の民は神の民であるために独りで、また共に、聞き続けるのです。聖書に記された神の咆哮を。「弱い者も、わたしは勇士だと言え」という励ましを(10節)。「主はその民の避け所」という約束を(16節)。

 私たちはなおも戦い続けます。信頼と祈りとを武具にして。主の日を目指して。

Copyright (C) 2020 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.