月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年8月 4日(火)

ヨエル3章 その時、神の偉大な御業が語られる

  

その後
わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。
あなたたちの息子や娘は預言し
老人は夢を見、若者は幻を見る。
…主の御名を呼ぶ者は皆、救われる。
主が言われたように
シオンの山、エルサレムには逃れ場があり
主が呼ばれる残りの者はそこにいる。(ヨエル3:1,5)

 自分の心に罪を見つけ、悲しむ人びとを、神は深く憐れまれました(2章18節)。その者たちが再び、神の礼拝へと招かれます。荒廃からの回復を約束されます。

 その先に、ヨエルはもう一つの約束を神から聞くのでした。「その後、わたしはすべての人にわが霊を注ぐ」。世界の闇と、自分の罪を見つめながらも絶望しない者たちに、何があろうとも神を呼び求めるすべての者たちに、神は「わが霊を注ぐ」と約束してくださいました。それは何があろうとも共に在り、救うという約束です。

 この約束の成就を主イエスの弟子はペンテコステに見ました(使徒2章)。主への裏切りと、復活の主との出会いを経た彼らです。絶望したかつての仲間を欠いた彼らです。新しい仲間とも共に歩む彼らです。そこに聖霊が降りました。皆が口々に語り始めました。色々な言葉が語られました。しかし、共通していたのは神の偉大な業を語っていることでした(同11節)。新しい礼拝の誕生です。十字架を悲しみ、復活の主イエスから赦しを受ける礼拝です。逃れ場となる礼拝です。神に在って一つとなる礼拝です。

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