月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月28日(火)

ホセア11章 神の罰の目的

  

ああ、エフライムよ
お前を見捨てることができようか。
イスラエルよ
お前を引き渡すことができようか。
アドマのようにお前を見捨て
ツェボイムのようにすることができようか。
わたしは激しく心を動かされ
憐れみに胸を焼かれる。(ホセア11:8)

 「まだ幼かったイスラエルをわたしは愛した」と神は語ります(1節)。エジプトから呼び出されて「わが子」とされたイスラエルの民と神との過去の関係が示されています。

 ところが、約束の土地に導き入れたのに「彼らはわたしから去って行き、バアルに犠牲をささげ、偶像に香」をたきました。現在のイスラエルの民の背信の姿が示されます。その結果、「アッシリアが彼らの王」となります。神の罰が下され、サマリアは陥落し、北イスラエルは滅亡します。

 しかし、神の罰はイスラエルの悔い改めを目的としています。「ああ、エフライムよ、お前を見捨てることができようか」、「わたしは激しく心を動かされ、憐れみに胸を焼かれる」と神は語ります。憐れみ深い神は、「怒りをもって臨みはしない」、「わたしは彼らをおのおのの家に住まわせる」と語ります。神の憐れみによるイスラエルの将来の回復が約束されています。

 この約束は、捕囚からの解放によって一部成就しました。しかし、それだけではありません。神は、異邦人の救いのために、御子イエス・キリストを送ってくださいました。神の憐れみがそこにあります。

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