月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月24日(金)

ホセア8章 偶像を砕き、裁きを下す神

  

イスラエルはその造り主を忘れた。
彼らは宮殿を建て連ねた。
ユダも要塞の町を増し加えたが
わたしはその町々に火を送り
火は城郭を焼き尽くす。(ホセア8:14)

 謀反によって王が倒され、次々と王が変わりました。この状況を神は、「彼らは王を立てた。しかし、それはわたしから出たことではない」と語ります(4節)。

 彼らの罪は、ソロモン王の息子の時代に王国が北10部族と南2部族に分裂したとき、北イスラエルの王ヤロブアムが金の子牛の像を2体造ったことに始まります。北の王たちはこれらの偶像を取り壊さず、これらに依り頼みました。そこで神は、「サマリアよ、お前は子牛を捨てよ。わたしの怒りは彼らに向かって燃える」、金の子牛は「職人が造ったもので、神ではない。サマリアの子牛は必ず粉々に砕かれる」と語ります(5、6節)。また、アッシリアに対する貢ぎのゆえに、「王への貢ぎ物が重荷となって、彼らはもだえ苦しむようになる」と警告します(10節)。

 その中でも、人びとは神の戒めを守らず、神との契約を軽んじました。神は、重ねて警告し、悔い改めなければ城郭を焼き尽くすと語られます。この厳しい警告は、神がサマリアの人々の立ち帰りを待っておられるからです。偶像ではなく、生ける真の神に心を向けましょう。

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