月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月13日(月)

ホセア3章 赦しが先だつ神の愛

  

「行け、夫に愛されていながら姦淫する女を愛せよ。イスラエルの人々が他の神々に顔を向け、その干しぶどうの菓子を愛しても、主がなお彼らを愛されるように。」(ホセア3:1)

 神の命令により淫行の妻をめとり、子どもを与えられたホセアの家庭に、危機が訪れます。妻のゴメルが再び不貞を働きホセアのもとから去り、他の男のもとに行ってしまいました。妻が不倫の罪を犯したら、夫はやりきれないでしょう。夫婦関係を維持することが難しくなるかもしれません。

 しかし、ここで主はホセアに、「行け、夫に愛されていながら姦淫する女を愛せよ」と命じました。神はその理由を明らかにして、「イスラエルの人々が他の神々に顔を向け、その干しぶどうの菓子を愛しても、主がなお彼らを愛されるように」とおっしゃいます。主がイスラエルの人々を愛するように、ホセアもそのように妻を愛するようにということです。

 ホセアの妻は不倫の果てに捨てられ、奴隷として売られていたのかもしれません。ホセアは、神の言葉に従って、奴隷の身分に身を落としていた妻を買い戻しました。妻を再び迎えるホセアの姿は、神を捨てたイスラエルの民をなお愛する神の姿を示しています。神は、悔い改めのためにまず赦しを与えてくださいます。

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