月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年5月 9日(土)

1テサロニケ5章 神が望んでおられること

  

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。(1テサロニケ5:16-18)

 使徒パウロは、手紙の結びで幾つかの勧告をしています。互いに平和に過ごし、忍耐強く接しなさい。いつも喜び、絶えず祈り、どんなことにも感謝しなさい! これこそ、キリスト・イエスにおいて神が望んでおられること、すなわち神の御心だと語ります。

 テサロニケ教会は厳しい艱難と迫害の中にありました。恐れと不安にさいなまれ、落胆することがあったでしょう。喜ぶことも祈ることもできず、感謝より不平不満を言ってしまう状況だったかもしれません。それにもかかわらず、パウロはテサロニケの教会に、喜び、祈り、感謝するよう勧めます。苦難の中にある人にとって、これは決して容易なことではありません。

 しかし、神に招かれて主イエス・キリストによって救われた聖徒たちには可能です。なぜなら、私たちを「お招きになった方は、真実で、必ずそのとおりにしてくださ」るからです(24節)。すでに聖霊が与えられ、新しくされています。たとえ苦難の中でも、神の子とされるという何よりの喜びが与えられています。私たちは、真実な神に依り頼んで、その恵みにあずかることができるのです。

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