月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年5月 7日(木)

1テサロニケ3章 パウロが何度も予告したこと

  

あなたがたのもとにいたとき、わたしたちがやがて苦難に遭うことを、何度も予告しましたが、あなたがたも知っているように、事実そのとおりになりました。(1テサロニケ3:4)

 使徒パウロは、困難と苦難に直面していたテサロニケ教会のことを心配して、テモテを派遣しました。幸いなことに、帰ってきたテモテから、彼らの信仰の良い知らせを聞きました。ところで、どのようにして、テサロニケ教会は苦難の中で信仰を固く守ることができたのでしょうか。

 それは、パウロが苦難を耐え忍ぶことを教えていたからです。パウロは、やがて苦難に遭うことを彼らに何度も予告していました。パウロは、福音を宣べ伝えて、都合の良いことばかり教えるのではなく、福音と共に受けるべき苦難をも教えました。実に、信仰に生きるとき、キリスト者は福音ゆえの苦難にも遭うのです。福音のために損をし、苦しめられ、辱められることもあるでしょう。けれども、苦しみを上回る大きな喜びがあって、耐え忍ぶことができるようにされるのです。

 苦難を覚悟して福音を受け入れたテサロニケの信徒たちを、主なる神が支えてお守りくださいました。信仰に生きるとき、今も苦難に直面します。けれども、それはすでに予告されていたことであり、私たちも主によって耐え忍ぶことへと導かれます。

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