月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年5月 5日(火)

1テサロニケ1章 御言葉による確信

  

わたしたちの福音があなたがたに伝えられたのは、ただ言葉だけによらず、力と、聖霊と、強い確信とによったからです。(1テサロニケ1:5)

 使徒パウロは、テサロニケ教会での働きを「ただ言葉だけによらず、…強い確信とによった」ものだと言います。この文章は、「強い確信を与えた」と訳すこともできます。パウロは強い確信をもって福音を宣べ伝え、その確信がテサロニケ教会の人びとにも与えられたのです。

 ここで言う強い確信とは、マインドコントロールや自分の思いから出る確信ではありません。御言葉と聖霊に基づく確信です。たとえ不安や疑いがあっても、御言葉によって確信に変えられるということです。

 夜中に暗い山道を一人で歩く人がいます。遠くに光が見えます。熊の瞳の輝きのように見えて、恐怖に襲われるかもしれません。けれども、その光が村の入口にある白熱灯の光であることに気づくと、安心することができるでしょう。白熱灯を確認すると、大丈夫だと確信することができるでしょう。

 確信は、私たちの内側から出るものではありません。聖霊が御言葉によって私たちの信仰を強い確信へと導きます。御言葉による強い確信に生きることができるよう、主の助けを祈り求めましょう。

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