月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年5月 4日(月)

サムエル上12章 救いの御業のすべてを

  

サムエルは民に話した。「主は、モーセとアロンを用いて、あなたたちの先祖をエジプトから導き上った方だ。さあ、しっかり立ちなさい。主があなたたちとその先祖とに行われた救いの御業のすべてを、主の御前で説き聞かせよう。(サムエル上12:6-7)

 主が神の民に対してなさった救いの御業を説き聞かせられることで、民はしっかりと立つことができます。同じ主が生きておられて、今日も働いておられるからです。

 主はヤコブ、モーセ、アロン、サムエルたちを遣わして救いの御業をなさいました。しかし、主の救いの御業は、まだ頂点に達してはいません。海を真っ二つに分かつこと、周囲の敵から救い出されたこと、これらにはるかにまさる救いの御業を主はなしてくださいました。

 時至って、神の御子がこの世に来られ、十字架の死と復活を通して救いの御業は頂点に達しました。この世の生活についての助けも様々に与えられますが、何より魂の救いが与えられるのです。

 この素晴らしい救いの御業を、私たちは主の日の礼拝で説き聞かせられます。そして、聞くだけではなく、救いの御業の頂点である救い主イエス・キリストの十字架と復活を人々に告げ知らせることへと招かれています。

 罪の内に倒れ、もがいていた私たち罪人が、主の偉大な救いの御業によって罪から救われ、しっかりと信仰によって立つことができるのです。

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