月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年5月 1日(金)

サムエル上9-10章 私たちの進むべき道

  

若者は答えた。「ちょうどこの町に神の人がおられます。尊敬されている人で、その方のおっしゃることは、何でもそのとおりになります。その方を訪ねてみましょう。恐らくわたしたちの進むべき道について、何か告げてくださるでしょう。」(サムエル上9:6)

 王になる前のサウルの身に起こった出来事です。父のろばが数頭いなくなり、サウルは若者と共にろばを探すよう、父に言いつけられました。しかし、ろばは見つかりません。帰ろうと促すサウルに、若者は「神の人」サムエルを訪ねようと提案しました。若者は、その方の言うことは何でもその通りになり、恐らく自分たちの進むべき道を告げてくれると言いました。

 さて、今日の私たちにはサムエルはいません。逆に、占いによるその日の運勢がテレビで放送されるような国に私たちは生きています。私たちは私たちが進むべき道について、「恐らく」ではなく、神が「必ず」示してくださると期待し、信じているでしょうか。

 そもそも進むべき道とは何でしょう。それは、神の御前で、神と共に、神に導かれて生きる道です。その上で、この世での職業や進路などの選択があります。たとえ何かに失敗しても、その上で主に従って歩める道です。

 「わたしは道である」(ヨハ14章6節参照)と言われた主イエスが、私たちの進む道に先立っていてくださいます。この方についていくことが何より確実なのです。

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