月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年4月25日(土)

サムエル上3章 主の言葉を聞くということ

  

主は来てそこに立たれ、これまでと同じように、サムエルを呼ばれた。「サムエルよ。」サムエルは答えた。「どうぞお話しください。僕は聞いております。」(サムエル上3:10)

 きょうの聖書個所には、やがて主の預言者として歩むことになるサムエルの最初の一歩が記されています。祭司エリからアドバイスを受けたサムエルは、主の呼びかけに対して、「主よ、お話しください。僕は聞いております」と応えます。そして、主が語られる言葉に耳を傾けます。

 そのとき主が語られた言葉の内容は、祭司エリとその一族に対する厳しい裁きでした。まだ少年であったサムエルにとって、師でもあり親代わりでもあるエリに告げるには、あまりに重い言葉でした。しかし、すべてを隠し立てすることなく当事者のエリに伝えました。

 ここには主の言葉を聞くことについて、軽視されがちな重要な一面があります。それは、主の語られる言葉は、私たちの耳に心地よい言葉ばかりではない、という単純な事実です。

 主日礼拝で語られる説教、あるいは自宅でのデボーションで触れる御言葉を受け入れるのが難しいと感じることはありませんか。しかし主は、ご自身の言葉をまさに神の言葉として受け入れることを求めておられます。

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