月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年4月16日(木)

エゼキエル43章 回復された神殿としての教会

  

見よ、イスラエルの神の栄光が、東の方から到来しつつあった。…主の栄光は、東の方に向いている門から神殿の中に入った。(エゼキエル43:2,4)

 神殿から見て東の方とは神の民が捕囚とされているバビロンの方角です。神の臨在を表す「神の栄光」は神殿を出て、捕囚の民のもとにまで赴いてくださったのでした。その神が、捕囚の民を導き戻るようにして、今や新しく建てられた神殿に帰って来られます。神殿の門も、その民を迎え入れるためにこそ、東の方に向いていたかのようです。神から遠いところに引き離されて苦しむ人のいる場所へ出て行き、そしてそのような人びとを建て直された神殿に連れ帰ってくださるところに神の栄光があります。

 3日で建て直された新しい神殿であるキリストの体、つまり教会の時代であっても、神のなさりかたは変わりません。神から遠いところにいる人びとのもとにまで赴き、教会へと導き戻ってくださるのが神です。教会の門も、そういう人びとの方にこそ向いて開かれているのです。

 あなたが神の御許から迷い出てしまうときがあったとしても、神はそのあなたのところへ出向いてくださるでしょう。そのようなときこそ、教会の門はあなたの方を向いて、広々と開かれていることでしょう。

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