月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年4月13日(月)

ヨハネ20章1-18節 父である神のもとに昇る

  

イエスは言われた。「わたしにすがりつくのはよしなさい。まだ父のもとへ上っていないのだから。わたしの兄弟たちのところへ行って、こう言いなさい。『…あなたがたの神である方のところへわたしは上る』と。」(ヨハネ20:17)

 復活の主イエスに出会ったマグダラのマリアは、主イエスにすがりつきます。再び会えた、二度と離れたくない、という思いだったのでしょう。

 ところが主イエスは、「わたしにすがりつくのはよしなさい。まだ父のもとへ上っていないのだから」と言われます。復活はまだ途中で、天に上って行くことが残っている。さらに、約束したように、そこから聖霊を遣わす仕事が残っているということでしょう。そこまでいかないと、復活が完成しないかのようです。

 その時のマグダラのマリアにしてみれば、主イエスが天に上って行かれることは、もう会えなくなるお別れと思われたかもしれません。

 しかし、そうではありません。主イエスは天に上って行かれ、そこから聖霊をお遣わしくださいます。それによって新しい交わりが生まれるのです。私たちがキリスト教に興味を持つようになるのも、御言葉を悟るようになるのも、信仰を持つようになるのも、あるいは教会ができるのも、みんな主イエスが聖霊を遣わしてくださっているからなのです。復活した主イエスは、そのように私たちに働きかけ続けてくださいます。

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