月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年4月 7日(火)

ヨハネ19章26-27節 十字架が結び合わせる神の家族

  

イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です。」(ヨハネ19:26-27)

 主イエスの十字架上での七つの言葉、三つ目に覚えたいのは、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」、そして、「見なさい。あなたの母です」との言葉です。

 十字架のそばには、主イエスの母マリアと弟子が立っていました。十字架上から語られた言葉によって、この弟子はマリアを自分の家に引き取りました。ここに新しい家族関係を結ばれたのです。主イエスはかつて、「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」と教えておられました(ルカ8章21節)。

 十字架の主イエスを「わたしの救い主」と信じて仰ぎ見るとき、そこから私たちは新しい交わりに結びつけられ、新しい家族とされます。そのように結び合わされる交わりが教会です。主イエスの十字架がなければ決して出会うことはなかったかもしれません。けれども主イエスの十字架のゆえに、今では神の家族、兄弟姉妹です。

 主イエスの十字架によって結び合わされる新しい神の家族の交わりは、これまでもそうであったように、これからも豊かに広げられていくのです。

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