月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年4月 6日(月)

ルカ23章39-43節 確かな救いの宣言

  

するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。(ルカ23:43)

 主イエスの十字架上での七つの言葉、二つ目に覚えたいのは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた言葉です。これは、一緒に十字架にかけられながら、「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」(42節)と言った、犯罪人の一人に対しての言葉です。

 この犯罪人は、隣で十字架につけられながら、「父よ、彼らをお赦しください」という主イエスの祈りを聞いていたのでしょう。彼は罪の赦しを与えられる主イエスの十字架の真の姿を見たのです。けれども、自分のやったことの当然の報いとして十字架刑を受けているのであって、「赦してください」などとは言えない。彼にとっては「思い出してください」と言うのが精一杯の信仰告白だったのではないでしょうか。この人は、人生の最後に、しかも着実に死が迫りくるという極限状態の中で、自らの一切を主イエスに委ねたのでした。

 私たちもまた、主イエスにすべてを委ねる精一杯の信仰告白をするとき、直ちに確かな救いの宣言を受け取ることができるのです。

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