月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年3月22日(日)

ヨハネ4章5-26節 主イエスへの真実の告白(祈り)

  

イエスが、「行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい」と言われると、女は答えて、「わたしには夫はいません」と言った。イエスは言われた。「『夫はいません』とは、まさにそのとおりだ。…あなたは、ありのままを言ったわけだ。」(ヨハネ4:16-18)

 主イエスとサマリアの女の話を、このレントの時期に読んでみますと、また違った味わいが与えられます。イエス・キリスト(=御言葉)以外に魂の潤い、癒しがないことを教えられると共に、この方に出会うことによって、初めは殻に閉じこもっていた者が、次第に心開かれ、遂には礼拝者へと変えられていく姿、そのプロセスを強く見させられるからです。そして、イエス・キリストによらなければ、毎週の私たちの礼拝は成立しないことについてもこの箇所から教えられます。

 サマリアの女の告白を主イエスは導かれました。女性の「ありのまま」の告白を聞かれ、そのうえで、主イエスの御前に、神の御前に礼拝する者へと導かれたのです。

 この季節に、私たちは改めて、私たち自身の主イエスに対する告白へと思いを向けたく願います。日々の歩みのなかで、真実な主との関係が得られているでしょうか。御言葉に対して真実からの告白(祈り)をすること、それは魂にとって不可欠な日々の礼拝行為です。そのような告白(祈り)へと、聖霊が導いてくださいます。私たちの心を開いていただきましょう。

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