月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年3月13日(金)

コロサイ1章 信仰に踏みとどまりなさい

  

ただ、揺るぐことなく信仰に踏みとどまり、あなたがたが聞いた福音の希望から離れてはなりません。(コロサイ1:23)

 コロサイの教会は、主イエスへの信仰、人に対する愛、そして神の御国への希望を持っている教会でした。しかし、同時に、霊肉二元論の立場に立つグノーシス主義、天使崇拝、律法主義などの間違った教えが入り込み、ギリシア思想との混合主義の影響を受けていました。それは、コロサイの教会が置かれた時代的、地理的環境のためであったと思われます。

 しかし、根本的には、「キリストだけでは足りない」という思いがあったのでしょう。キリストの外に知恵と知識を求めることが起こっていました。知りながら、また、知らないうちに、キリストの外に満足感を探し求めていたのです。

 それに対して、パウロは揺らぐことなく信仰に踏みとどまるよう勧めます。十字架の血によって平和を打ち立てたキリストにとどまり続けるのです。それは簡単なことではないでしょう。その門は狭く、道も細いと言われる通りです。しかし、このキリストにおいてこそ、神の秘められた計画が明らかにされたのです。

 たとえ信仰生活が困難に思われても、福音の希望から離れず、とどまりましょう。その門こそ、キリストにある命に通じる門なのですから。

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