月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年2月23日(日)

マタイ17章1-9節 わたしの人生の出来事すべてに意味がある

  

「主よ、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。お望みでしたら、わたしがここに仮小屋を三つ建てましょう。」(マタイ17:4)

 暗い夜空に輝く満天の星は私たちの心に感動を与えます。ところが、もしこの光景から暗い夜空だけを切り取ってしまったらどうでしょうか。多分、星は見えなくなってしまいます。暗い夜空と輝く星は一つになってこそすばらしい光景となるのです。

 栄光に輝く主イエスの姿を目撃したペトロは、「ここに仮小屋をつくりましょう」と提案します。突然のことで驚いたペトロの思い付きは、そのまま彼の本音を表していました。ペトロはこのすばらしい出来事をいつまでもとどめておきたいと願ったのです。しかし、ここで示された主イエスの栄光の姿は、十字架と復活という主イエスの救い主としての全生涯から現れ出たものなのです。

 「自分の人生にはよいことだけが起こってほしい」というのが私たちの本音かもしれません。しかし、私たちの人生に起こるすべての出来事があって私たちの人生の本当の価値が分かります。よいことも、そうとは思えないことも含めた、すべての出来事があってです。たとえきょうの出来事が暗闇のように思えても、それもまた大切な出来事の一つだと言えるのです。

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