月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年2月 4日(火)

士師4章 戦いの主人公は誰なのか

  

デボラは、「わたしも一緒に行きます。ただし今回の出陣で、あなたは栄誉を自分のものとすることはできません。主は女の手にシセラを売り渡されるからです」と答え、直ちにバラクと共にケデシュに向かった。(士師4:9)

 イスラエルが主の前に再び悪を行ったため、主はカナンの王ヤビンと将軍シセラに主の民を隷属させられました。彼らは鉄の戦車を900両持っており、軍事技術に勝っていました。

 対するイスラエルは、高価な軍備はおろか国も組織されていません。支配は20年におよびます。イスラエルの人びとは悩み、主に助けを求めて祈りました。イスラエルに勝ち目はあるのでしょうか。

 勝ち目はある、と女預言者デボラは考えました。彼女はバラクを指導者にして戦士1万人を集結させます。デボラはバラクに神の御心を告げます。「わたしはヤビンの将軍シセラとその戦車、軍勢を…集結させる。わたしは彼をお前の手に渡す」と(7節)。何と神は敵の将軍をまるで自分の将棋の駒のように自由に扱われるのです。それでもバラクはデボラに同行を願い、神ではなく人間に助けを求めます(8節)。結果、勝利はしてもその栄誉はバラクにもたらされません。

 信仰は神が私たちのために戦ってくださることを教えます。私たちのために戦ってくださる主に信頼し、きょう一日を歩みましょう。

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