月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年1月27日(月)

フィリピ1章1-11節 感謝・喜び・祈り

  

わたしは、あなたがたのことを思い起こす度に、わたしの神に感謝し、あなたがた一同のために祈る度に、いつも喜びをもって祈っています。(フィリピ1:3-4)

 私たちは、自分の身がいつどうなるかわからない状況に置かれるとき、まず誰の顔を思い浮かべるでしょうか。愛する家族や、お世話になった人たち、大切な時間を共に過ごした兄弟姉妹ではないでしょうか。パウロは、この手紙を牢獄の中で記しました。自分の身に何が起こってもおかしくない状況で、フィリピの教会の兄弟姉妹たちを覚えて祈っていたのです。

 この手紙を読むと、フィリピの教会にも争いや不一致があったことがわかります。地上の教会は、どこかに弱さや破れを抱えています。

 しかし、フィリピの群れに向けられるパウロの眼差しは、感謝と喜びに溢れています。それは、パウロがイエス・キリストの福音を通して、フィリピの兄弟姉妹たちを見ているからです。キリストの十字架の贖いのゆえに、ただ恵みによって赦されたこと。この恵みの福音を通して、フィリピの群れの兄弟姉妹を見つめています。

 きょう、私たちは誰を思い浮かべて祈るのでしょうか。恵みの福音の光の中で、感謝と喜びの眼差しを持って、とりなすことができますように。

Copyright (C) 2020 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.