月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年1月25日(土)

エゼキエル33章 今、悔い改めることの大切さ

  

わたしは悪人が死ぬのを喜ばない。むしろ、悪人がその道から立ち帰って生きることを喜ぶ。立ち帰れ、立ち帰れ、お前たちの悪しき道から。イスラエルの家よ、どうしてお前たちは死んでよいだろうか。(エゼキエル33:11)

 エルサレムの陥落という決定的な出来事を経験し、あまりにも大きな罪を犯してしまったために滅びるしかないと絶望する捕囚の民。彼らに対して、主なる神はエゼキエルを通して励ましの言葉をかけてくださいました。主は決して悪人が死ぬことを喜ばれません。むしろ悔い改めて悪しき道から立ち帰って生きることを喜んでくださるお方です。それはエルサレムの陥落と捕囚を経験した民にこそ当てはまります。悔い改めて生きる道は、どれほど大きな罪を犯した者たちにも常に残されているのです。

 過去の正しさが現在の罪を贖うことはできません。同時に、過去の罪が現在の真実な悔い改めを無効にすることもできません。なぜなら主なる神は、善悪の量を計って人を裁かれるのではなく、今この時の悔い改めを重んじてくださるお方だからです。

 私たちは生かされている、きょうという日に、真実な悔い改めと、イエス・キリストを信じる信仰をもって、御言葉に聞き従う歩みを積み重ねていきたいと思います。「またいずれそのうちに」と思っている人に、明日があるとは限らないからです。

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