月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年1月24日(金)

エゼキエル32章 割礼なき者の滅び

  

「陰府の中から、最も強い勇士たちが
エジプトとその同盟者たちに語る
割礼のない者、剣で殺された者たちは
下ってきてそこに横たわる、と。」(エゼキエル32:21)

 ここにはエルサレム陥落の知らせが伝えられてから間もなくエゼキエルに啓示された、エジプトに対する神の審判の預言が記されています。

 前半はエジプトの王ファラオに対する嘆きの歌です。ここでファラオは殺される巨大な「わに」にたとえられています。水中で暴れまわる暴虐な「わに」のようなファラオも、主なる神によって多くの民を通して裁かれ滅ぼされます。闇は神の刑罰のしるしであり、豊かな水が澄むのは人も家畜も追いやられていなくなるからです。こうして周囲の民に不安と恐怖を呼び起こしつつエジプトは滅びるのです。

 後半には陰府に下るエジプトの姿が描かれています。彼らが滅んで陰府に下ると、そこには先に滅んだ多くの国がすでに横たわっています。地上で恐れられ、栄華を極めた国々も、その高ぶりのゆえに「恥を負う」ことになります。そこにいるのは「割礼のない者」、異邦人です。しかし、神の民はこの滅亡にあうことは決してありません。主イエスが私たちの代わりに全ての恥を負ってくださったからです。私たちはこの恵みに感謝しつつ、愛する隣人たちの救いのために祈りましょう。

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