月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年1月19日(日)

マタイ4章12-25節 天の国の伝道はガリラヤで始まる

  

「ゼブルンの地とナフタリの地、
湖沿いの道、ヨルダンのかなたの地、
異邦人のガリラヤ、
暗闇に住む民は大きな光を見、
死の陰の地に住む者に光が射し込んだ。」(マタイ4:15-16)

 洗礼者ヨハネが捕らえられ、主イエスをめぐる状況は風雲急を告げます。主イエスはガリラヤのカファルナウムに行かれました。ガリラヤは外国に支配された歴史があり、その文化・宗教の影響が残っていました。そのため、「異邦人のガリラヤ」と呼ばれていました。主イエスはこの辺境の地で伝道の第一声を上げられました。

 それは、預言者イザヤが語ったとおりでした。「暗闇に住む民は大きな光を見、死の陰の地に住む者に光が射し込んだ」。ユダヤ人にとって「光」は救い主を意味しました。彼らが捨てて顧みることのなかったガリラヤに、救い主である主イエスは現れたのです。

 「悔い改めよ。天の国は近づいた」。主イエスの伝道は、希望に見放された人びとに天の国の訪れを告げることから始まりました。さらに、主イエスのなさる癒しや悪霊追放を目の当たりにした人びとは、天の国は自分たちの間に到来していることを知りました。

 辺境のガリラヤで始められた天の国の伝道は、その後、世界の各地で推し進められ、私たちにも伝えられました。

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