月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年1月 1日(水)

マタイ11章28-30節 主の招きから始まる

  

疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。(マタイ11:28)

 新しい一年の歩みが始まりました。新年への思いはさまざまです。計画を立てながら、期待に胸をふくらませている方もおられるでしょう。一方で、仕事やさまざまな課題を抱えて悩んでおられる方もいらっしゃるでしょう。むしろ思い悩みを覚える人の方が多いかもしれません。

 マタイの伝える主イエスの招きは、世に生きる私たちすべてに向けられています。主イエスのもとには、十二人の弟子だけでなく、多くの人びとが集まりました。病に苦しむ人たち、心に苦しみを覚える人たち、社会の片隅に置かれた人たち、当時の宗教的で煩雑な掟や、世の中のしがらみに疲れた人たち。重荷を負う、多くの人びとが集まっていました。

 主イエスの招きにあるのは、本当の安らぎです。群衆にとって、自分たちの目の前の現実が変わったわけではありません。しかし、彼らは主イエスの御言葉に聴き、神と共にある交わりに慰められ、憩い、魂の癒しを受けました。

 主イエスは、私たちを神と共に生きる歩みへと招かれます。神と共にある者の新しい歩みは、キリストにある安らぎから始まります。

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