月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年11月14日(木)

エゼキエル17章 イスラエル再興の約束

  

主なる神はこう言われる。わたしは高いレバノン杉の梢を切り取って植え、その柔らかい若枝を折って、高くそびえる山の上に移し植える。イスラエルの高い山にそれを移し植えると、それは枝を伸ばし実をつけ、うっそうとしたレバノン杉となり、あらゆる鳥がそのもとに宿り、翼のあるものはすべてその枝の陰に住むようになる。(エゼキエル17:22-23)

 主なる神は、「大鷲が、レバノンに飛来する。その鷲はレバノン杉の梢を切り取り、その頂の若い枝を折って、商業の地に運び、商人の町に置いた」(3、4節)とエゼキエルに語りました。バビロン捕囚によってエルサレムの指導者が連れ去られることを告げています。これは、選びの民であるイスラエルに対する主の裁きです。それほどまでにイスラエルの罪は大きいのです。

 しかし、主なる神は同時に、イスラエルを完全に滅ぼし尽くさないこと、捕囚の民からエルサレムを再興し、イスラエルに祝福を与えることを約束されました。柔らかい若枝が高くそびえる山に移し植えられ、うっそうとしたレバノン杉になる(22、23節)。この若枝は救い主である御子イエス・キリストを指し示しています。キリストの十字架による死と復活によって、新しい神の民が興されます。

 預言者エゼキエルは、主の約束を自ら確認することはできませんでした。しかし、彼は主による救いの約束を信じて、イスラエルの人びとに悔い改めを訴え続けました。

 今に生きる私たちにも、主は救いと神の国の完成を約束してくださっています。

Copyright (C) 2019 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.