月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年11月 4日(月)

2コリント7章 取り消されない救い

  

今は喜んでいます。あなたがたがただ悲しんだからではなく、悲しんで悔い改めたからです。あなたがたが悲しんだのは神の御心に適ったことなので、わたしたちからは何の害も受けずに済みました。神の御心に適った悲しみは、取り消されることのない救いに通じる悔い改めを生じさせ、世の悲しみは死をもたらします。(2コリント7:9-10)

 神の救いは、取り消されることがありません。この真実を知り、味わうことは、豊かな慰めです。この章では、教会の中で起こった悲しい罪による事件が背景になって記されています。一体どんな出来事があったのかは、よくわかりませんが、そのことが教会全体を揺るがしかねない重大なものであったことは確かなようです。

 「聖徒の交わり」と呼ばれる主の身体なる教会ですが、残念ながら教会を構成するクリスチャンは罪人の頭です。残れる罪のために不和や裏切り、差別や偏見、無理解も生じます。その場合、犯人探しに躍起になり、裁きすぎて当人を排斥してしまいがちです。もちろん犯した罪への責任を取ることは大事ですが、本当のゴールは罪を悲しみ、神に立ち帰ることにあります。なぜなら最も悲しんでおられるのは神だからです。そのために御子イエス・キリストが十字架にかかって死んでくださったのです。

 キリストご自身が、私たち一人一人の罪を贖ってくださいました。それほどの貴い代価を無にしてはなりません。

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