月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年5月30日(木)

使徒4章 キリストによる救いのみ

わたしたちが救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです。(使徒4:12)

 カトリック教会第2バチカン公会議(1965年)は、「諸宗教の中にも真理が存在する。カトリック教会を知らないまま諸宗教を信じて誠実に生きる善意の人は、私たちが知らない方法でイエス・キリストの復活秘儀に与かり救われる」と宣言しました。カトリック教会は「諸宗教との対話と融和」を時代的要請として受け止め、この踏み込んだ宣言をしました。

 しかし、「誠実に生きる善意の人」とは誰の目から見た判断でしょうか。「知らない方法」とは何でしょうか。パウロは詩編14編を引用して、「正しい者はいない。…善を行う者は…ただの一人もいない」と言いました(ロマ3章10、12節)。ペトロも、イエス・キリスト以外に救いの道はないと言いました。私たちは神様よりも賢くなろうとしてはいけません。分からないことは分からないと言いましょう。

 「イエス・キリストを知らないで死んだ人々は、どうなるのですか」。「永遠の神様は、すべての人を見て、どの人に対しても正しい裁きをなさいます」(立石章三著『キリスト教子ども教理問答』問90)。

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