月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年5月19日(日)

ヨハネ13章31-35節 あなたがたが互いに愛し合うならば

あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネ13:34)

 レビ記19章18節に「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」という掟が既にあります。そうであるならば、なぜ「互いに愛し合いなさい」という主イエスの掟が新しいものとなるのでしょうか。それは、「わたしがあなたがたを愛したように」という言葉が付け加えられている点にあります。レビ記によれば、自分の力で隣人を愛しなさいとなり、これは罪人には到底、守ることはできません。

 主イエスが「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」と、ご自身で言われたその通りに、十字架の犠牲を通して神の愛を示してくださいました。従って、弟子たちは律法を成就された主イエスの恵みによって、真の愛を実践することができます。愛は十字架から注がれるのであり、愛の源は神だからです。ということは、私たちが再生しなければ、本当の意味で互いに愛し合うことはできないことになります。

 主を頭として主の晩餐にあずかる共同体が、互いに仕え、互いに愛し合い、聖霊によって一致するとき、教会が建て上げられ、世に福音が宣べ伝えられます。

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