月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年5月15日(水)

詩編48編 神の都の城壁とは

城壁に心を向け、城郭に分け入って見よ。
後の代に語り伝えよ
この神は世々限りなくわたしたちの神
死を越えて、わたしたちを導いて行かれる、と。(詩編48:14-15)

 イスラエル周辺の諸民族は考えていました。ずっと北に万年雪で覆われているものすごく高い山があり、雲も突き抜けるその山こそ、神の世界につながる天界の入口だと。

 ところが、この詩編の作者は、そうではなくエルサレムこそがそうなのだと言います。エルサレムは、標高は海抜7百メートル強で、周りも同じような高さですから、小山のようにしか見えません。けれども、詩編の作者にとり、真の神の臨在に出会える場所であるのはエルサレムだけです。だからここだけが神の都なのです。集まって来た礼拝者たちは、その城郭や城壁を思うように促されています。

 新約の時代に生きている私たちは、構造物にそれほど関心がないかもしれませんが、作者が言いたいことは明白でしょう。神ご自身が守りであり城壁だと意識するように促されます。

 城壁の内にいる神の民は「羊」で、弱く傷つきやすいのですが、主に守られている限り、彼らはとても強いのです。真の神ご自身の守りと保護が与えられているからです。主の御守りに囲まれて、きょうの歩みが支えられますように。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2019 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.