月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年4月13日(土)

哀歌2章 なにゆえ、主は憤り

おとめエルサレムよ
あなたを何にたとえ、何の証しとしよう。
おとめシオンよ
あなたを何になぞらえて慰めよう。
海のように深い痛手を負ったあなたを
誰が癒せよう。(哀歌2:13)

 主の憤りの原因は、はっきりしていました。神のみを礼拝する場所が偽りの神々で埋め尽くされたからです。

 約束の地に入る前に、王に関する規定で告げられていました。「王は大勢の妻をめとって、心を迷わしてはならない」(申17章17節)。しかし、王の妻たちによって神殿に偶像が持ち込まれることが、ソロモンの時代から始まりました。そのため、偶像の宮と化したエルサレム神殿に対して、「ねたむ神」である主は「熱情の神」となり、「御怒りはヤコブ(すなわちイスラエル)に対して烈火となり、炎となって焼き尽くした」のです(3節)。主なる神と他の神々を混ぜ合わせた神殿は、固く節操を守る契約を破ってしまいました。

 そこで、「主は御自分の祭壇すら見捨て、御自分の聖所をすら見捨て」(7節)、「シオンの祭りを滅ぼし、仮庵をも、園をも荒廃させられ」、「安息日をも、祭りをもシオンに忘れさせ、王をも、祭司をも激しい怒りをもって退けられた」のです(6節)。

 さまざまな宗教行事を習俗にして何でも持ち込むことに対して、「主はまことに敵となられ」ます(5節)。

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