月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年3月26日(火)

申命記13章 試みも恵みとする

預言者や夢占いをする者が…しるしや奇跡を示して、…実現し…「あなたの知らなかった他の神々に従い、これに仕えよう…」と誘われても、…耳を貸してはならない。…主はあなたたちを試し、心を尽くし、魂を尽くして、あなたたちの神、主を愛するか…知ろうとされる…。(申命記13:2-4)

 ここでは神の民に他の神々を拝むようにそそのかす存在として、預言者や夢占いをする者と、兄弟・息子・娘・妻といった肉親と親友が示されます。その者たちを殺して退けること(6、10節)が求められています。

 さらに、ならず者(14節)によって堕落してしまった集団に対しては、よく調べたうえで(15節)、持ち物に至るまで滅ぼしつくすこと(16節以下)が命じられます。

 これらの命令はかなり厳しく現実性に乏しいように感じられます。けれども、これらの命令の根底に「主から離して迷わせようとすること」に絶えず抵抗するようにという主の御心があります。

 そのために神ご自身が民を試すと言われます(4節)。「試す」という言葉もまた、心地よいものに感じられないかもしれません。しかし、そこで思い出したいのはイスラエルの民は「わたしが正しいので、主はわたしを導いてこの土地を得させてくださった」(9章4節)と思い上がるような「かたくなな民」(同13節)であったということです。そのような私たち人間を砕いてご自分のものとするためにこそ、神は試されるのです。

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