月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年3月24日(日)

ルカ13章1-9節 身を挺して私たちを守られる方

「園丁は答えた。『御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれでもだめなら、切り倒してください。』」(ルカ13:8-9)

 ここでは二つの悲しい事件が語られます。人びとはこれらの事件が、亡くなった者たちの罪深さに起因する神からの罰であると考えました。

 しかし、主イエスはその考えを真っ向から否定し、いちじくの木のたとえを話されます。実らないいちじくの木は役に立たないため、切り倒されてしまいます。しかし園丁は身を挺して木を守ります。この園丁は主イエスであり、実らない木は私たちです。実らず役に立たない木は、本来ならばすぐに捨てられます。しかし主はそのような私たちを、身を挺して守ってくださいます。それどころか、やがて主御自身が切り倒されてしまいます。

 災難や不幸に遭うと、自分の行いが悪かったからバチが当たったと感じることがあります。逆に良いことがあれば、自分の信仰深さが示されたと感じることもあります。しかし神はそのような因果応報なお方でしょうか。

 いいえ、神は人の弱さや脆さを責め立てるお方ではありません。むしろ一番近いところで守ってくださるお方です。私たちはこの守りの主に信頼し、立ち帰るのです。

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