月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年3月17日(日)

ルカ13章31-35節 めん鳥が雛を羽の下に集めるように

エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。(ルカ13:34)

 主イエスは「今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、3日目にすべてを終える」ために、この世へやって来られました。しかし、主を否定し、殺そうと企む者がいます。その事実に対して、主は嘆きの言葉を語ります。なぜなら、主を拒む者たちの先には滅びがあるからです。主はここで御自分を否定する者たちを裁こうとしているのではありません。むしろ、彼らが自ら滅びの道を選び取り、突き進んでいることに嘆きを覚えています。

 そして、主を拒むことを、かつて預言者たちを拒み殺してきた者たちと同罪であると嘆きます。それは、ヘロデや当時のユダヤ人だけの問題ではなく、今、私たちにも問われていることです。

 主はここで、私たちが主を拒んでしまうことを責め立てようとしているのではありません。主を拒んでしまう私たちを、なおその御翼の下に集めようと呼びかけておられるのです。母鳥の羽の下はとても落ち着くところです。そこは温かく、また母の愛の音がドクンドクンと聞こえるからです。私たちもいよいよ、その御翼の下で安らぎを得たいものです。

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