月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年3月12日(火)

ヨハネ12章 愛の香油

そのとき、マリアが純粋で非常に高価なナルドの香油を1リトラ持って来て、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。(ヨハネ12:3)

 「そのとき」とはどのような時だったのでしょう。主イエスはおっしゃいます。「この人のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの日のために、それを取って置いたのだから」と(7節)。

 マリアは、この時から数日後、愛する主イエス・キリストが十字架にかかり、多くの人のために命をおささげになられる、そのことをどれほど深く理解していたでしょう。この数日後に、主イエスは十字架にかかり、多くの人の身代金として御自分の命をおささげになる。今、まさにその数日前。

 マリアは、「そのとき」がいつなのか。明確にはわかっていませんでした。しかし、「ずっと大事にとっておいたナルドの香油を、今こそ、主イエスのために使うときだ」ということは、わかっていたのです。「今これを主イエスのために使わずしていつ使うのか」。マリアは、今この時こそ「そのときだ」と、誰が何と言おうと、そう心に迫る確信があったのです。

 主イエスとの深い交わりの中で、誰が何と言おうと「今がそのときだ」というタイミングを知る者でありたいものです。

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