月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年3月10日(日)

ルカ4章1-13節 聖霊に満たされて

さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中を“霊”によって引き回され、40日間、悪魔から誘惑を受けられた。(ルカ4:1-2)

 主イエスはヨハネから洗礼を受けると、聖霊に満たされて悪魔の誘惑に向かわれました。悪魔はおもに三つの誘惑を企みます。一つ目は、主の空腹に乗じて問われました。二つ目は、神への完全な服従が問われました。三つ目は、神への無条件の信頼が問われました。主は、これらの誘惑に対して、すべて聖書の言葉で対抗します。

 誘惑とは真の神に従っていれば遭わないものではありません。むしろ、誘惑とは「霊に引き回され」て行われます。この「霊」とは聖霊です。この箇所でも、主の内に満ちていた聖霊が働き、主を誘惑に遭わせます。実際に誘惑を企むのは悪魔ですが、誘惑とは聖霊によって信仰の強さが試される機会ともなります。そして、信仰が強ければ強いほど、大きな誘惑に遭うことになります。

 私たちには、この誘惑に対して、聖書の言葉と聖霊で武装することが求められます。この世には多くの誘惑があります。しかし、主がそうされたように、私たちの中心に聖書の言葉を置き、聖霊で満たされるのであれば、どのような誘惑でも乗り越えることができます。

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