月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年2月17日(日)

ルカ6章17-26節 幸いと不幸

さて、イエスは目を上げ弟子たちを見て言われた。
「貧しい人々は、幸いである、
神の国はあなたがたのものである。

しかし、富んでいるあなたがたは、不幸である、
あなたがたはもう慰めを受けている。」(ルカ6:20,24)

 きょうの箇所は、主イエスが山から下りて、平らな所で話されたので、「平地の説教」と呼ばれています。主はまさに私たちと同じ目線に立ち、私たちに寄り添って神の言葉を教えてくださるのです。

 主は、幸いと不幸について教えておられます。マタイによる福音書では、九つの幸いについて語られるのに対して(マタ5章参照)、ここでは、四つの幸いと共に、その反対の四つの不幸も併せて語られています。その理由について、宗教改革者カルヴァンは、「この対照は、よこしまな人々に恐怖を与えようとするだけでなく、この世の空しい誘惑とごまかしの中に眠ることのないように、信仰者たちを目覚めさせようとするものである」と言っています。まさに主は、幸いについて教え、人びとを慰め、励ますだけではなく、不幸についても教え、人びとに愛をもって警告してくださるのです。

 主は目の前にいる民衆に対して、「あなたがたは」と語られました。私たちは幸いと不幸の両方の主の言葉を、私たちに語られている神の言葉として耳を傾けたいと思います。

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