月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年1月19日(土)

民数記35章 逃れの町

あなたたちの住む土地、わたしがそこに宿る土地を汚してはならない。主であるわたしがイスラエルの人々のただ中に宿っているからである。(民数記35:34)

 神は、カナンの土地の分配にあたって、それぞれの部族の土地から一部をレビ人に与えることと、過って人を殺した者が逃げ込むための逃れの町を定められました。

 人が「敵意もなく」「故意にではなく」(22節)、過失で人を死なせた場合、逃れの町に逃れることができます。共同体は裁判を行い、過失が確認されると、彼を血の復讐をする者の手から救い出し、逃れの町に帰さなければなりません。彼は逃れの町にとどまり、大祭司が死んだ後はじめて自分の本来の土地に帰ることができます。これは、大祭司の死によって過失の罪が贖われることを意味するでしょう。そして、このことは、私たちが永遠の大祭司キリストの血によって贖われて、天の御国に帰ることができることと重なります。

 神は、いにしえの昔から民の間で起こる悲劇を見越して、民が救われるように考えておられました。そして、大祭司による贖いを示して、主が「イスラエルの人々のただ中に宿っている」ことを教えられたのです(34節)。

 逃れの町の定めは、私たちの逃れ場が主イエスにあることを思い起こさせます。

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