月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年1月18日(金)

民数記33-34章 旅程と約束の地

イスラエルの人々は、第1の月の15日にラメセスを出発した。すなわち、過越の翌日、すべてのエジプト人の目の前を意気揚々と出て行った。エジプト人はそのとき、彼らの間で主の撃たれたすべての初子を葬っていた。主は彼らの神々に裁きを下されたのである。(民数記33:3-4)

 神はモーセにエジプトから約束の地カナンまでの旅程を書き留めさせています。40年に渡る荒れ野の放浪では実に多くの場所に宿営しました。宿営地の記録を見るとさまざまな出来事を思い起こします。神の恵みと救いもあれば、民の不信仰や弱さを思い返す場所もあります。神の民の旅程の記録を見ていると自分の人生を振り返るような思いがします。

 私たちは、その途上では、目の前にある困難で精一杯で、先のことなど考える余裕がないかもしれません。困難を乗り越えると安心してしまい、振り返ることも少ないかもしれません。荒れ野の旅程の記録は、振り返って目指してきたところを思い出すことの大切さを教えています。

 思い返せば、神と共なる人生の旅は、意気揚々とエジプトを出てきたところから始まりました。イスラエルの民を奴隷としていたエジプトの神々に、神が裁きをくだされて、イスラエルの民は自由になったのです。

 私たちも自らの信仰の旅路を振り返ります。神の恵みによって救い出され、自由になった日のことを思い返して神の国を目指しましょう。

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