月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年9月18日(火)

ルカ2章 飼い葉桶の救い主

「あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」(ルカ2:12)

 天使は羊飼いたちに「あなたがたのために救い主がお生まれになった」と告げ、さらに「飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子」が「あなたがたへのしるしである」と告げました。それはただの目印ではなく、この救い主がどういう救い主なのかを指し示す「しるし」なのです。

 「飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子」。それは弱さと低さとみじめさのしるしと言えるでしょう。すなわち、この救い主は誰よりも低いところにまで下り、誰よりも弱く、誰よりもみじめになることによって人を救ってくださる、十字架の道を歩まれる救い主だということです。

 このイエス・キリストは、私たちがどんなに低く弱くみじめになるときにもそこに来てくださって、私たちを赦し、愛して、恵みで満たしてくださいます。ですから私たちは、裁き合うのではなく赦し合うこと、憎み合うのではなく愛し合うこと、奪い合うのではなく分かち合うことを学ぶのです。

 主イエスがお生まれになったのはパクス・ロマーナ(ローマの平和)の時代ですが、そこに武力による平和(パクス)ではなく、真の平和(シャローム)が実現していきます。

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