月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年4月23日(月)

創世記46章 神の大いなる物語

神は言われた。
「わたしは神、あなたの父の神である。エジプトへ下ることを恐れてはならない。わたしはあなたをそこで大いなる国民にする。わたしがあなたと共にエジプトへ下り、わたしがあなたを必ず連れ戻す。」(創世記46:3-4)

 ヨセフとの再会を果たした兄弟たちは、父ヤコブのもとに戻ります。彼らは、ヨセフが生きていることを伝えます。当然のことながら、ヤコブはヨセフと会うことを願って旅立つ決心をします。

 しかし、ヤコブには不安がありました。一つにはこの出発は、部族全体の大移動だからです。さらに、かつての父祖たちの経験がありました。ヤコブの父イサクは神からエジプトに下ることを禁じられました(26章2節)。祖父アブラハムは神の御心ではないのにエジプトに下ってしまう過ちを犯しました(12章)。そこで彼は、礼拝をささげます。御心を尋ねるためです。神はヤコブに語りかけ、御言葉をお与えになります。神はご自身の壮大な計画を打ち明けられます。

 私たちは、ともすると自分の小さな物語に生きようとします。そして、その自分の物語が思うようにならなければ不安になったり恐れたりします。絶望してしまうこともあります。しかし、実は、私たちは神の大きな物語に生きることに招かれています。礼拝において告げられる神の言葉が私たちを広い所に立たせてくれます。

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