月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年4月22日(日)

ヨハネ20章19-31節 聖霊を受けなさい

トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」さて8日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。…イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。(ヨハネ20:25-26)

 主イエスの復活は、十字架から数えて3日目、すなわち日曜日でした。復活の主はその日の夕方、集まっていた弟子たちに姿を現されました。しかし、トマスは、その場にいませんでした。

 8日の後、つまり翌週の日曜日に、再び主イエスは来て、言われました。「あなたがたに平和があるように」。

 主イエスは、特別にトマスだけに言われました。「あなたの指をここに当てなさい、手をわき腹に入れなさい」。復活を疑うトマスのために主は来られました。主はトマスに命じます。「信じない者ではなく、信じる者になりなさい」。自らを恥じて直ちに信仰を告白したトマスは、「見ることにより、体験することによって、信じた弟子」かもしれません。けれども、主の憐れみが確かにトマスを捕らえたのです。

 「見ないで信じる者は幸いである」。トマスと同様に疑ってしまう私たちかもしれません。けれども、私たちにも憐れみが注がれています。主イエスは息を吹きかけて、「聖霊を受けよ」と言われました。私たちは主の霊、聖霊によって信じます。そして、主イエスを信じないこの世界に遣わされるのです。

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