月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年2月1日(木)

イザヤ11-12章 切り株から生まれる若枝

エッサイの株からひとつの芽が萌えいで
その根からひとつの若枝が育ち
その上に主の霊がとどまる。
知恵と識別の霊
思慮と勇気の霊
主を知り、畏れ敬う霊。(イザヤ11:1-2)

 1節に、「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち」とあります。「エッサイ」はダビデ王の父親です。「株」とは切り株のことであり、主なる神の裁きがイスラエルの民に臨んで、エッサイの子ダビデの子孫を含めて切り倒されてしまったことが示されています。

 けれども、それでおしまいではありません。「ひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち」と言われるとおり、エッサイの株から、新しい命が芽吹くものとされたのです。

 イスラエルは不信仰のゆえに神に裁かれ、切り倒されてしまいました。しかし、神は、その切り株から新しい芽を生み出し、若枝を育て、神によってもたらされる救いを実現してくださるお方なのです。

 やがて主は、イスラエルの聖なる方、主に真実に依り頼み、主を畏れ敬う者である神の御子を、「ダビデの子」としてこの世に遣わしてくださいました。そのお方こそが主イエス・キリストです。歴史の中に生きて働かれる摂理の神の働きこそ私たちの希望です。

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