月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年10月18日(水)

ルカ3章 主によって満足する

兵士も、「このわたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。ヨハネは、「だれからも金をゆすり取ったり、だまし取ったりするな。自分の給料で満足せよ」と言った。(ルカ3:14)

 洗礼者ヨハネがヨルダン川で悔い改めを呼びかけ洗礼を行っていたとき、兵士たちが、どう生きるのが悔い改めになるかを尋ねました。ヨハネは金をゆすり取ること、だましとることを禁止すると共に、「自分の給料で満足せよ」と勧めました。給料だけでは自分の生活の必要を十分には満たせていない、という思いから、足りない分を埋めようと他の人から奪うようになってしまったことをヨハネは見抜いたのです。

 ともすれば人は、自分が必要と思ったとき、すぐに必要なものが手に入るのでなければ困る、と思います。そのために給料もできるだけ多く欲しいとも思ってしまいます。

 しかし、天の父なる神は、ものがたくさんあることが肝心なのでないことを教えるため、私たちの求めにすぐに応えられないこともあります。この一見厳しそうな対応にも、滅びに落とすまいとする神の愛が込められています。最も賢明に配慮くださる天の父に立ち帰り、悔い改めて生きる時、パウロと共に「わたしは、自分の置かれた境遇に満足することを習い覚えたのです」と言う者に変えられます(フィリ4章11節)。

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