月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年7月6日(木)

イザヤ44章 神は契約に忠実

そして今、わたしの僕ヤコブよ
わたしの選んだイスラエルよ、聞け。

あなたの子孫にわたしの霊を注ぎ
あなたの末にわたしの祝福を与える。(イザヤ44:1-3)

 神は、アブラハムとの間に立てられた契約に常に忠実です。神は、その子孫の神として子孫を祝福し、導いておられます。これこそ、旧約聖書全体が告げていることです。

 その一方、アブラハムの子孫であるイスラエルは神に背信を重ねました。神は預言者たちの口を通してイスラエルに厳しい言葉を発せられました。それは、神の民とされたイスラエルが神との契約を無視し続けたからであり、かつ、神がそのことを放置できなかったからです。

 しかし、神はご自身がアブラハムとの間に立てられた契約のゆえに、その彼らに神に立ち帰るように語り、忍耐強く導いて来られました。そして神は、彼らを外国の手による捕囚という苦しい経験をさせるのですが、その民にも、「あなたの子孫にわたしの霊を注ぎ、わたしはあなたの末にわたしの祝福を与える」と契約の更新を約束されたのです(参照エレ31章31〜34節、32章36〜40節)。

 その同じ神が、イエス・キリストを遣わされて「新しい契約」を立て、いまは、主イエスを信じる人々とその子どもたちの神となってくださっているのです。

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